トップページ > お悩み相談室 > 不眠を解消するためにあなたが知っておくべき知識:早朝覚醒
◎おさらい:不眠の悩みについて
不眠の悩みはさまざまなタイプがあります。
自分の不眠のタイプを理解することで、医師に正確に症状を伝えることができます。それにより、適切な治療を受けることができます。前回記事はコチラ
◎あなたの不眠はどのタイプでしょうか?
Ⅰ.とにかく寝つきが悪い
Ⅱ.途中で目が覚めてしまう
Ⅲ.朝早く目覚めてしまう ←今回はコレ
Ⅳ.ぐっすり眠った感じがしない
前述しましたが、高齢者になると生理的に早く目が覚めてしまう傾向があります。高齢者になると、必要な睡眠時間が短くなります。したがって、若いころと同じ就床時刻でも睡眠が必要ないため、早く目覚めてしまうのです。
また、うつ病において典型的に認められるとされていますが、うつ病の場合はその他の不眠のタイプがみられることも少なくありません。
Ⅱ.途中で目が覚めてしまう
Ⅲ.朝早く目覚めてしまう ←今回はコレ
Ⅳ.ぐっすり眠った感じがしない
年齢を重ねるとともに多くなってくるのが「早く目覚めてしまう」という問題。これは、起きたいと思っている時刻よりも、早く目覚めてしまうという状態です。
通常の起床時刻よりも2時間以上早く目覚めてしまう場合を問題がある状態とします。
この状態を専門用語では、「早朝覚醒」といいます。
◎早朝覚醒はどんな時に起きやすいか?
前述しましたが、高齢者になると生理的に早く目が覚めてしまう傾向があります。高齢者になると、必要な睡眠時間が短くなります。したがって、若いころと同じ就床時刻でも睡眠が必要ないため、早く目覚めてしまうのです。
また、うつ病において典型的に認められるとされていますが、うつ病の場合はその他の不眠のタイプがみられることも少なくありません。
◎睡眠の病気が原因である可能性も・・・
その他には、体内時計の乱れが早朝覚醒の原因となることもあります。専門的には睡眠相前進症候群といいます。体内時計が前倒しになっている状態です。
今回は原因については深く触れません。まずは、あなたの不眠のタイプを知ることが大切です。
とても厄介な早朝覚醒。
この状態が持続することはとても苦痛です。この苦痛をとるために、あなたがすることはひとつ。医師に早朝覚醒があると伝えてください。そうすることで、医師はそれにあった治療を選択してくれることでしょう。
例えば、高齢者の早朝覚醒であれば、睡眠薬を処方する前に、遅く床につくことを勧めてくれるでしょう。また、うつ病を疑えば、専門医へ紹介となるのではないでしょうか。