2012年10月22日月曜日

夜になるとなぜ眠くなる?眠りをコントロールする2つの仕組み




なぜヒトは夜になると眠くなるのでしょうか?

普通の生活をしていれば、午前中に眠たくなることはまずありません。

しかし、夜には眠気がくる・・・なぜ?



今回はヒトの眠りの仕組みについてご紹介したいと思います。


その仕組みを大きく分けると2つ。

  1.疲れたら眠る仕組み
  2.夜がくると眠る仕組み

この2つによって、眠りはコントロールされています。




1.疲れたら眠る仕組み

ヒトの脳は日中休むことなく働き続けています。

それによって脳に疲労物質がたまっていくわけです。
この疲労物質が溜まり過ぎると、脳の働きが悪くなってしまいます。それを防ぐために、脳を休ませる必要があるわけです。
それが、疲れたら眠る仕組みです。


2.夜がくると眠る仕組み

ヒトには体の中に様々な時計=体内時計を持っています。
その体内時計はおよそ25時間のリズムであると言われています。朝は目覚め、夜になると眠くなるというリズムです。
それが、夜がくると眠る仕組みです。


この2つの仕組みがうまく機能することで、快眠生活を送ることができるのです。




逆に、仕組みを機能させれない状況では「眠れない」=不眠となってしまいます。

脳が疲れたら眠くなるわけですから、脳がつかれない状況だとまずいわけです。体を動かさずに、ボーっとしていると脳はつかれません。疲れなければ、眠る必要がないのです。いくら寝ようと思っても、眠れません。

また、体内時計によって眠くなるわけですが、その体内時計が狂ってしまうと眠れません。生活のリズムがバラバラであったり、夜なのに明るい環境で過ごしたりすることが体内時計を狂わせます。


みなさんの生活は、眠るための仕組みが機能しているでしょうか?


本日の処方箋

眠るための仕組みを理解したうえで、どのようにしたら快眠生活を送ることができるかを提案します。


1.脳を疲れさせる

脳をたくさん疲れさせれば、疲労物質がたくさんたまります。そうすればぐっすり眠れるわけです。

日中はとにかく活動的に過ごすことが大切です。




2.リズムは一定、夜は光を浴びない

24時間社会で生活を一定に保つことは難しいですが、どんな日でも決まった時間に起きて、決まった時間に眠る。この生活を続けることが大切です。休日は朝寝坊することが、リズムを乱します。休日こそ、早寝早起きです。

また、夜には明るい光を浴びないようにしましょう。

体内時計が朝と勘違いしてしまい、眠気がこなくなります。寝る前のパソコンやスマートフォンの使用は控えたほうが良いでしょう。



光の利用についてはこちらの記事を参考に

 コッソリ教えます!快眠をもたらす『光』の使い方


眠りをコントロールする仕組みを知り、対処することでよりより眠りを手に入れることができます。

みなさん、ぜひ試してみてください。